美穂地区内にある石碑・石造物を記載した。但し神社、仏閣境内にある石碑・石造物は省略。
所在地 鳥取市源太
常夜燈
場 所 源太作業場の横 高さ 1.89m
表 面 文政十一年子十一月吉日(1828年)
金比羅大権現常夜燈 萬人講
左側面 世話人
長右衛門、源左衛門、弥兵衛
鳥取市域の石造物のなかでも「金毘羅大権現」を念じたこの種の常夜燈は数少ないと思われる。それだけ川を大事にしたと言うことであろう。
常夜燈の設置場所は、昭和初期の千代川改修前までは、旧英雄屋敷前の道路を挟んで、千代川寄りの法面に設置されておった。初期の改修と、戦後の源太橋架橋と、
二度に亘り移設したのが現在地である。 火袋は昭和十八年九月十日の鳥取大震災で倒壊して破損、以来平成十三年の夏、石袋に替えるまで木枠で過ごした。世話人三名
はどの家の系列か古文書もなく判断としない。
(郷土史 源太村 横山英雄著 より抜粋) |