因幡薬師霊場
因幡薬師霊場会の起こり
我が国の薬師信仰は、仏教伝来と共に始まったとされています。
聖徳太子は父君(用命天皇)の御病気平癒を願って法隆寺を建立。また、天武天皇は、皇后(後の持統天皇)様の難病の際、薬師寺を建立(680年)され、薬師三尊をお祀りするとたちどころに平癒されたと伝えられております。
薬師三尊とは
薬師如来を中尊とし、日光菩薩を左脇侍、月光菩薩(がっこうぼさつ)を右脇侍とする三尊形式である。(この場合の「左」「右」は中尊から見た「左」「右」を指す)

ここ因幡国は、行基菩薩が東大寺大仏殿造営にあづかる前、八上郡片山村(現、鳥取市)に薬師如来をお祀りしたのが最初のようであります。
時代は下って、平安時代の長徳年間(995〜999年)現、鳥取市賀露の海から引き上げられた薬師如来を鳥取市菖蒲の地に、お祀りしたところ、霊験あらたかと評判になり、信仰が広まったと伝えられております。
時の国司・橘行平はその薬師如来を京都に持ち帰りましたが、因幡全域で薬師信仰は益々盛んになり、各地に今も数多く祀られてたおります。
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番号 寺の名前 寺の名前 寺の名前 寺の名前
 最勝院(鳥取市湯所町)  田後薬師堂 (岩美町田後)  貞信寺 (福部町蔵見)  長楽寺 (福部町栗谷)
 東源寺 (岩美町岩井)  瑞泉寺 (岩美町池谷)  国分寺 (国府町国分寺)  大樹寺 (八頭町福地)
 祥雲寺 (八頭町用呂)  吉祥寺 (若桜町吉川)  寺前薬師堂 (若桜町大野)  新興寺 (八頭町新興寺)
 奉安寺 (八頭町船岡)  宝泉寺 (県取市吉岡温泉町) 吉岡宝泉寺境外佛殿薬師堂 (鳥取市吉岡温泉町)  三光院 (鹿野町鹿野)
 松泉寺薬師堂(鹿野町今市)  勝見薬師堂 (気高町勝見)  大安興寺 (用瀬町鷹狩)  極楽寺 (智頭町大背)
 西光寺 (智頭町大内)  東光寺 (用瀬町古用瀬)  福善寺 (佐治町加瀬木)  月光山林泉寺(佐治町高山)
 森福寺 (鳥取市古郡家)  永明寺 (岩美町新井)  江波薬師堂 (用瀬町江波)  菖蒲山坐光寺(鳥取市菖蒲)
 龍徳寺 (若桜町若桜)  峰寺薬師堂(八頭町上峰寺)
 
立派な文化財と篤い信仰心を後世に伝えて行きたいと、昭和59年(1984年)因幡薬師霊場会が26寺院でもって設立されました。 途中に4寺院が加わり、現在では、30寺院の霊場寺院で構成されています。平成25年には設立30周年を迎え、盛大に式典も行われました。立派な文化財と篤い信仰心を後世に伝えて行きたいと、昭和b59年(1984年)因幡薬師霊場会が26寺院でもって設立されました。
途中、平成12年に3寺院、平成15年に1寺院が加わり、現在では、30寺院の霊場寺院で構成されています。
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