売沼めぬま神社
「延喜式神名帳」(927年)に、八上郡「売沼(ひめの)神社」と記されているのが、現在の「売沼(めぬま)神社」です。
祭神は「稲羽八上比売命(いなばやかみひめのみこと)」で、 明治元年には、イザナミノミコト、ウケモチノカミ、タケミナカタノカミ、タカオカミ、クラオカミの5神が合祀されました。

元禄年間(1688年から1704年)に「西の天王」から 「式内社売沼(ひめの)神社」と復称し、寛政6年(1794年)9月に社殿を再建。

社伝の記録には、「八上姫神社」拝殿扁額には「稲羽八上姫命神社(いなばやかみひめのみこと)」とありますが、 今日では、一般に「売沼(めぬま)神社」と呼ばれています。

当社すぐ裏山、簗瀬山に築造された前方後円墳(全長50m、幅19m、高さ4m)。地元では、八上姫の古墳と言われている。

場 所 鳥取県鳥取市河原町曳田 469   地図


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拝殿
 
拝殿の両サイドに

 

本 殿

八上姫公園から古墳のある簗瀬山
 
八上比売神(やかみひめのかみ)

別名 稲羽之八上比売(いなばのやかみひめ)

大穴牟遅神(大国主命)の妻。因幡国八上郡の豪族の娘、あるいは巫女か。

大穴牟遅神とその兄弟の八十神から求婚され、大穴牟遅神に嫁ぎ、木俣神を生む。

大穴牟遅神の正妻・須勢理毘売の嫉妬を恐れ、生んだ子を木の俣に刺し込んで因幡国へ帰った。

大穴牟遅神は助けた兎神から、八上比売を得るだろうと予言された。兎神は巫女である八上比売の使いであるとする説がある。
 
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