日本一 “カレー” を消費する鳥取市 調査結果から、鳥取市民は何をどれだけ消費しているのか調べてみると、いろいろなことがわかってきた。 まずは「カレールウの消費量」だ。鳥取市民はカレールウを、 一世帯あたり年2,018グラム消費するという。これは全国1位だ。 | |||||
カレールウは1皿分かおよそ20グラムなので、つまり、鳥取市民は家でカレーを年約100皿分はつくるということがわかる。3人家族で割って、ひとりあたり、年33皿。おかわりをしないと仮定し て月に2・75皿。鳥取市民は平均して、月2回ないし3回はカレーをつくって食べている計算になるのだ。 推理すると(一部省略)、雪が降る寒い地域は温かいカレーを食べている……のではなく、これは共働き家庭が多い県の統計と相関関係があるといわれている。母親が働いているので、子どもがっくり置きのカレー を温めて食べる、という話なのだ。 | |||||
さて、鳥取市民は「カレー」だけではなく「カレイ」もよく食べる。ダジヤレのようだが事実だ。 鳥取市はカレイを年4671グラム、つまり4.6キログラム食べる。これはかなりの量だ。2位の青森市の年3.4キログラムにIキロ以上の差をつけての断トツ首位である。 基本的に、地元の人は煮つけで食べることも多いが、それ以上に干しカレイを焼いて食べることも多い。 (一部省略)、たくさん獲れる地域でたくさん食べられているというのが理由のようだ。 | |||||
以上のように納得のいく消費量1位もあるなか、なぜ鳥取が1位なのか首をかしげてしまうものも結構ある。たとえば、砂糖だ。 購入金額でいうと、鳥取市民は年1,785円分の砂糖を購入しており、全国I位だ。 ヒントとなるかもしれないデータに、インスタンコーヒーの消費量が鳥取市は全国2位というデータがある。 鳥取市は金額べースだと、コーヒーを年6,015円購入しており、これは全国14位とそれほど高くないにもかかわらず、量でいうと3,126グラムで京都市に続き、全国2位だ。これはつまり、 「安いインスタントコーヒーをたくさん飲む」ということにほかならない。 | |||||
以上の結果から考察すると「安いインスタントコーヒーに砂糖をたくさん入れて飲む人が多い」というのが、統計からみえてくる鳥取市民の姿といえるかもしれない。 |
|||||