小沢見海岸こぞみコース
(平成29年3月22日)

小沢見海岸コースの概略説明

小沢見海岸は、岬と岬の間にはさまれた砂丘海岸で、夏は海水浴場としてにぎわう美しい海岸です。
その西側にある牛込海岸もプライベートビーチのような海岸で人気がある。これらの海岸の背後には小さな砂丘が形成されており、砂丘の 南側の湿地は水田として利用されている。

小沢見海岸→赤島→北野神社→安山岩の岩脈→砂丘の後背湿地→道の駅(神話の里“白うさぎ”)

→白兎礫層露頭→気多ノ前展望広場→淤岐島→道の駅(神話の里“白うさぎ”)

小沢見海岸(白兎側の高台から)
小沢見海岸の砂は粒の大きさがよくそろい、 波に洗われた無色透明な石英の粒がきらきらと輝いて見える。乾いた砂浜を歩くと、キュッキュッと高音の澄んだ音を発生します。
 
 
 
 
 

小沢見海岸から赤島
小沢見海岸の西端の岬の先にある岩礁は赤島 と呼ばれています。赤島では大小の角ばった岩石を含んだゴツゴツした地層の上を、約1800万年前の日本海が拡大したころの安山岩の溶岩 が覆っているのが観察できます。本来は黒ずんだ色をしていますが、酸化によって赤色になっている部分があります。これと同じ溶岩は白兎海 片の西から水尻海岸の東にかけて岬を作っています。
 

北野神社(天満宮)
小沢見海岸の西の岬の上にある神社です、 学問の神様の菅原道真公をまつり、古くから天神または天満宮と称され、明治初年に北野神社と改称されiEした。
 

安山岩の岩脈
マグマの通り道[岩脈]を見る(クリック)

小沢見海岸の西側の岬は、約1800万年前の安山岩の溶岩でできています。この岬を幅20mくらいの安山岩の岩脈が東西に貫いて いるのが、岬の西倒」と東側から見ることができます。



砂丘の断面
牛込海岸では、小沢見砂丘の断面を見ること ができます。細かい砂が地層を作っています。よく見ると、下の水平な地層を、上の傾いた地層が切っており、上の層は砂丘の斜面にほぼ平行です。これは、かつての砂丘が 風で削られて、その後、飛んできた砂がたまり、現在の砂丘ができたことを示します。
このように砂丘は侵食と堆積を繰り返しながら成長したことが分かります。



砂丘の後背湿地
小沢見の集落の南側は湿地帯が広がり、現 在は水田として利用されています。稲を刈った後の冬期には、小沢見川の潮止堰が閉じられるため、かん水して、池の揉な状態になります。ここにはカモ類やサギ類などの水鳥が 飛来します。
 

道の駅(神話の里“白うさぎ”)
目の前には「因幡の白兎」で 有名な白兎海岸が広がります。サーファーや海水浴客、白兎神社の参拝客などで賑わいます。
 
 

白兎礫層露頭
ここで見られる地層には、円い大きな石(礫) が数多く含まれています。こ二のような地層を礫層と呼びます。火山の噴出物が水の流れによって運ばれて火山の裾野の扇状地にたまったものと考えられます。
 

気多ノ前展望広場
気多岬の上にある展望広場からは 白兎海岸全体、鳥取砂丘の海岸線、背後の山々が見られる。
 

淤岐ノ島(気多岬東屋から)
島の南北には波食棚が広がり、 北側は「千畳敷」と呼ばれ、南側は飛び石状に連なっているため、「因幡の白うさぎ」に登場するワニの背に なぞらえています。
 

恋 島
砂浜に少しだけ顔を出した岩で、大国主命が八上姫を恋給うた場所と言われている。 安政5年(1858)に地元の若い衆によって、一番高い神楽岩の上に石灯籠が立てられた。
 
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