鳥取県の遺跡
鳥取県では、妻木晩田遺跡、青谷上寺地遺跡など、全国、世界に誇れる重要な遺跡が多数発見されています。
これらの遺跡は、当時、この一帯が大陸や朝鮮半島と盛んな交流を持ち、豊かな土地であったことを静かに物語っています。
■青谷の上寺地遺跡
およそ2200年前に始まる古代、弥生時代のものが色々と発掘されて、ゴミ捨て場だった貝塚ではマガキ、サザエ、イガイ、ハマグリ、アサリなどが多数見られ、当時の食生活がわかる。
今回の発掘で5200点の人骨が集中して出土しており、しかも殺傷痕のある頭蓋骨や骨に傷が多数見られ当事争いが厳しかった事が伺われる。弥生時代後期になると、木材の板で溝を作っていた跡や、
家の窓に使用されたと思われる格子戸もほぼ完全な形で出土した。また、稲作が始まっていた事がうらずけられる水田跡、船で往来や漁をしたと思われる丸木船も多数出土している。
人間の脳が2000年も保存されていたのは、現場が粘土質で水分はあるが酸素の供給がなされなかったため、腐食を免れたと推定されている。
その他、注目する発見は、大規模な土木工事、大規模な水路跡、日本最大級の板、など多数ある。
パンフレット(青谷上寺地遺跡)を見る。
パンフレット(青谷上寺地遺跡の農工具・漁撈具)を見る。
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