現在伊勢神宮の祭神である天照大御神は、古くは宮中に祀られていた。この状態を畏怖した天皇の命で、崇神天皇6年から鎮座地を求めて各地を転々とした。
垂仁天皇25年最終的に伊勢に落ち着くが、それまでの間に訪れた一時遷座地は、各地で元伊勢として語り継がれた。 。 特に丹波国(後に丹後国、現京都府福知山市大江町)に着座した皇大神社と豊受大神社はそれぞれ元内宮と元外宮と伝わり、これらが近接してあるので、大江町の二社を総称して元伊勢神宮ということがある。 また、同地内の岩戸山という異称を持つ日室ヶ嶽の麓には天岩戸神社があって、これらで元伊勢三社ともいう。 付近には五十鈴川、宮川、真名井の池、宇治橋、猿田彦神社といった伊勢神宮と同じ地名がある。 |
皇大神社は、京都府福知山市大江町内宮にある神社。 元伊勢内宮皇大神社は、全国で2つしか例のない黒木の鳥居を持ち、三重県の伊勢神宮より54年も前にまつられたと言われている由緒ある神社で、2社の脇宮と83社の小宮がある。 |
鳥居を過ぎると樹林帯となり樹齢数百年と思われる巨木の間を歩く、 「麻呂子親王お手植の杉」(聖徳太子の弟)を見るとまもなく二の鳥居。 |
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