高台寺
高台寺(こうだいじ)は京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院。山号は鷲峰山(じゅぶさん)、寺号は詳しくは高台寿聖禅寺と称する。
豊臣秀吉の正室である北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺院であり、寺号は北政所の落飾(仏門に入る)後の院号である高台院にちなむ。
釈迦如来を本尊とする禅宗寺院であるとともに、秀吉と北政所を祀る霊廟としての性格をもった寺院である。

参詣日   平成24年5月9日(水)
霊屋おたまや
秀吉と北政所をお祀りしているところであり、厨子内左右に秀吉と北政所の木像を安置している。須弥壇や厨子には、 華麗な蒔絵が施され世に高台寺蒔絵と称され桃山時代の漆工芸美術の粋を集めている。(重要文化財)
開山堂(重要文化財)
書院の東方、庭園内に建つ入母屋造本瓦葺きの禅宗様の仏堂。慶長10年(1605年)の建築。
高台寺第一世の住持、三江紹益禅師(1572〜1650)を祀る塔所である。
観月台(重要文化財)
檜皮葺きの四本柱の建物であり、三方に唐破風をつけた屋根の下から観月するための建物である。
書院と開山堂を結ぶ屋根つき廊の途中にある小規模な建築である。ここから北政所は亡き秀吉をしのびながら月を眺めたという。
遺芳庵
灰屋紹益と吉野太夫との好みの茶席であり、 鬼瓦席と共に高台寺を代表する茶席として知られている。
方丈・書院の背後にある田舎屋風の茶室で、近世初期の茶人・灰屋紹益が夫人の吉野太夫をしのんで建てたものという。
一畳台目の小規模な茶席で、炉は逆勝手向切りとする。吉野窓と称する、壁一杯に開けられた丸窓が特色である[1]。
 
バック TOP(ホーム) ぶらり街道へ