燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳
(燕岳 :2,763m  大天井岳 2,922m  常念岳 2,857m  蝶ヶ岳 2,664m)

[コース]
中房温泉から燕岳、燕岳から表銀座コースを縦走、大天井岳から常念山脈に、常念岳から蝶ヶ岳を縦走して三股へ下る
【日  時】 平成20年7月28日(月)〜8月1日(金)
  
蝶ヶ岳ヒュッテ前より槍・穂高
蝶ヶ岳ヒュッテ前より
左から奥穂高・涸沢・北穂高・大キレットを通って、南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳
7/28(月)〈1日目〉
鳥取市内を9時30分に出発し、豊科へ夕刻に到着しマイカーにて夜明かし。

7/29(火)〈2日目〉中房温泉から燕岳へ
早朝5時前に豊科市内タクシー会社にマイカーを預け、タクシーで中房温泉へ。登山シーズンの最中なので沢山の登山者で賑わっている中を登山届けを投函して5時40に出発。

中房温泉登山口(5:40)→第2ベンチ(7:10 7:20)→第3ベンチ(7:58 8:05)→富士見ベンチ(8:45 8:55)→合戦小屋(9:36 9:50)→合戦の頭(10:15:10:20)→燕山荘(泊)(11:35)    歩行時間(休憩含む):5時間55分

北アルプスの3大急登といわれる合戦尾根にとりつき、樹林帯の中をひたすら登る。小刻みにベンチがあり、ほどよい休憩中に周りの登山者との雑談、時には樹木の間から明日の縦走路も見られる。さらに登って行くと合戦小屋に着く、人気となっているスイカを食べる。急坂を登り樹木群から抜けると森林限界となり展望が開けて、合戦の頭に着く。ここを過ぎて稜線を行き、燕岳や燕山荘が見られる。
     
合戦小屋 合戦の頭を過ぎて燕山荘から燕岳
合戦小屋で名物のスイカ 合戦の頭を過ぎ燕山荘を望む(拡大 画面クリック) 燕山荘から燕岳(拡大 画面クリック)
  
燕山荘からモルゲン
燕山荘から朝日を浴びた槍ヶ岳(左ピークは大天井岳)

7/30(水)〈3日目〉燕山荘から大天井岳を経由して常念小屋へ

 朝日を浴びたすばらしい槍ヶ岳を見ながら5時に表銀座コースへ出発。あまり登り・下りのない稜線を歩く、蛙岩を過ぎてしばらくすると大下り、下った分を登り小さなピークを越えながら歩く、鎖場のある切通岩を過ぎると槍ヶ岳との分岐となる。シーズンなので前後とも人の群れ、近くに外国人が居られて抜いたり、抜かれたり、分岐から大天井岳の左を巻くように急坂をジグザグに登って行くと大天荘の前に出る。

燕山荘(5:00)→蛙岩(5:40)→大下りの頭(6:17)→槍ヶ岳分岐(8:07 8:13)→大天荘(8:48)→大天井岳(9:03)→大天荘(9:38)→東天井岳(10:46) →横通岳下(11:50)→時間調整して常念小屋(泊)へ13時30分
     
銀座ルートを歩く 小林喜作のレリーフ大天井岳頂上にて
銀座ルートを歩(拡大 画面クリック) 切通岩の小鞍部右手の岩に槍ヶ岳への
新道を開いた小林喜作のレリーフ
大天井岳頂上にて360度見渡せる素晴
らしい景観に満喫する
大天荘でトイレ休憩と水を補給して常念岳へと向かう。道は緩やかに下って行くように感じる、東天井岳の標識の辺りで左に曲がり、右にカールを見ながら下って行く、(先ほどの外国の人が曲がらずに雪上に行き、右方向に行っているので間違えているのではと思い日本語で声をかけたりして、いらぬお節介をした)まわりは一面のハイマツで下ったところが横通岳との鞍部。鞍部から横通岳の山腹を巻きながら緩やかに登ると、常念岳が少しガスに覆われているが大きく見られ、左に回り込むと眼下に常念乗越しと常念小屋の赤い屋根がガスの合間に見えてきた。
7/31(木)〈4日目〉常念小屋から常念岳を得て蝶ヶ岳ヒュッテへ

常念小屋(5:00)→三股分岐(6:30)→常念岳山頂(6:40 6:58)→最低鞍部(8:17)→2,512ピーク(8:30 8:36)→蝶ヶ岳三角点(11:15)→横尾分岐(11:40)→蝶ヶ岳ヒュッテ(泊)(12:15)
    歩行時間(休憩含む):7時間15分
     
振り返って大天井岳 間もなく常念岳頂上2,512ピークから槍ヶ岳をバック
振り返って大天井岳(拡大 画面クリック) 間もなく常念岳頂上 2,512ピークから槍ヶ岳をバック
  
燕山荘からモルゲン
蝶ヶ岳ヒュッテ前より
左から  前穂高・奥穂高・涸沢・北穂高
常念小屋の前からガレ砂礫だらけの急坂をジグザグと登りきり、頂上と思ったら頂上は更に先にあり、まもなく大岩の積み重なる常念山頂に着く。景観は大天井岳頂上と同様に素晴らしい、次の人が来るのでいつまでも占有するわけにはいかない。 ガレた下りを終えて2,512ピークを過ぎた頃から樹林の中の稜線歩きとなる、途中に見晴らしのいい小さなピークを越えながら歩く。蝶ヶ岳三角点からハイマツの緩やかな尾根道が続き右手に横尾からの道をあわせ、二重山稜の尾根を登下降し展望方位盤のピークを過ぎると蝶ヶ岳ヒュッテ。
8/1(金)〈5日目〉蝶ヶ岳ヒュッテから三股登山口へ下山

 10時30分に三股駐車場へタクシーを予約し下山、明日は蓼科山へ。
蝶ヶ岳ヒュッテ(5:48)→大滝分岐(5:55)→旧ベンチ(6:40 6:50)→蝶沢(7:08)→まめうち平(7:45 7:55)→鉄吊り橋(9:08)→三股登山口(9:20)→駐車場(9:40)    歩行時間(休憩含む):3時間52分
バック 私の山・旅紀行へ 日本百名山へ