比婆山(1,264m)

比婆山(ひばやま)は、広島県庄原市にある標高1264mの山。
比婆山連峰の最高峰は立烏帽子山(1299m)であり、比婆山といえばこれを指すこともあるが、 立烏帽子山の北北西方向に、ブナ林の中に標高1264mの円丘があり、伊邪那美命の御陵と伝えられる苔むした巨石が横たわっている。 この峰を特に比婆山あるいは比婆山御陵と呼んでいる。(国土地理院の2万5千万分の1地形図ではここを「比婆山」としている。)

登頂日  平成25年9月19日(木曜日)

登山ルート    地図
県民の森(7:04)→第三キャンプ(7:18)→出雲峠(8:06 8:16)→烏帽子山(9:16 9:26)→比婆山(10:00 10:12) →越原越(10:51)→ 池の段(11:19 11:38)→立烏帽子山(11:59 12:??)→駐車場(12:38 12:47) →展望台(13:58 14:17)→県民の森(14:50)

正面に県民の森の表示を見て、右側に未舗装道路の道を沢沿いに歩いて行く、キャンプ場を右に分けて幅広い道を行く、 毛無山への分岐を過ぎるとまもなく水場のある避難小屋があり、周りのマツムシソウを見るとすぐに出雲峠だ。

管理センターから沢に沿って出雲峠へ向かう

出雲峠
 
出雲峠から烏帽子山への標識にしたがって右の樹林帯へ入りやや急な登りが続く山道を歩くも道幅は広く木漏れ日 が差し込んで明るい。ゆっくり歩いて1時間で烏帽子山へ、平原状になっており展望はよくこれから登る比婆山(御陵)が見える。 また、ここには条溝石、烏帽子岩がある。

烏帽子山

条溝石
幅5〜10cm、深さ2〜5cmの溝が規則正しく刻まれており、縦の溝がまっすぐに比婆山御陵をさしていることがはっきりと分かる。

烏帽子岩
比婆山連峰には烏帽子岩とよばれるものがいくつかある。島根県に隣接する烏帽子山の頂きにあるひときわ神秘的なこの岩を 出雲烏帽子岩と呼ぶ。
吾妻山への分岐を右に分けて行くと左方の山並みの奥に大山が見られる。下ってブナ林の中をのんびりと歩き、登って行くと比婆山御陵で小さな祠があり、 鎖で囲まれた巨石がある。更に進むとイチイの巨木が両サイドにあり聖域の門戸を形造っている門栂(もんとが)がある、その他にも史跡らしき「モノ」が多くあった。

比婆山御陵へ向かって

小さな祠

鎖で囲まれた巨岩

イチイの大木が2本、門のように立っている門栂
更にブナの純林帯を歩いて行く、この辺りのブナは天然記念物に指定されている。下って樹林帯を抜けると越原越で立烏帽子山と池ノ段へ分岐となる、池の段へ向かって樹林帯を歩いて池ノ段の頂上へ到着。 360度の展望が見られ圧巻だ。北方にには通って来た比婆山から大膳原、吾妻山へ続く高原状態、北東には大山が、東にはこれから行く立鳥帽子山が迫っている。

比婆山と左方に大膳原から吾妻山

北東にめったに見ることが出来ない大山が(ズーム)

北から東へのパノラマ、右方向の後方に大山 (クリック拡大)
 
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