有子山(ありこやま)は、兵庫県豊岡市出石(但馬国)にある山(山城跡)。 登山口は出石城の稲荷神社の入口脇にある。山頂まで約1時間。 有子山の北方2kmの此隅山(子盗山)に、但馬国守護職で、室町幕府の侍所長官を務めた山名氏の本拠が置かれていた。 永禄12年(1569)、羽柴秀吉により此隅山城が陥とされ、山名祐豊、氏政父子は城を脱出。 天正2年(1574)、新たに有子山城が取り立てられた。 落城した此隅山城を嫌ったことと、「此隅」の音が「子盗」に繋がることから「有子山」と命名し新城を築いたといわれる。 天正8年(1580)ふたたび羽柴秀長の但馬侵攻によって有子山城は落城、城主は因幡に出奔した。 このあと秀長が入城し、のち天正13年(1585)には前野長康が5万石で入城するが、豊臣秀次事件に連座して改易され、播州龍野から小出吉政が入城。 江戸時代に入りその子吉英の近世出石城築城により廃城となった。 登頂日 平成28年1月6日(水) 有子山には、有子稲荷神社の稲荷神社の前から登って行く。約1時間で本丸にたどり着く。 |
登り始めから「本丸まで500メートル」の標識までは、尾根の直登で斜度のきつい登り、ロープが張ってある。 ここを過ぎると緩やかとなり、井戸曲輪を過ぎるとまもなく頂上の本丸へ到着。 | |
来日岳< 三川山、蘇武岳、妙見山が見られるらしいが確認できないのが残念 |
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