3世紀半ばすぎの大型の前方後円墳。この古墳(全長約280メートル)を、『魏志』倭人伝が伝える倭国の女王「卑弥呼」の墓とする(邪馬台国畿内説)説もある。 現在は第7代孝霊天皇の皇女、倭迹迹日百襲姫命大市墓(やまとととひももそひめのみことおおいちのはか)として管理されており、研究者や国民の墳丘への自由な立ち入りが禁止されている。 倭迹迹日百襲姫命とは、『日本書記』では崇神天皇の祖父孝元天皇の姉妹である。 平成25年2月20日午前、日本考古学協会など15学協会の研究者16人が初めて立ち入り調査に入った。 陵墓指定している宮内庁が調査を認めた。邪馬台国論争に絡んで注目度の高い古墳で、古代史解明に欠かせない陵墓研究にとって大きな一歩となった。
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