氷ノ山で下山時に迷い
平成21年4月9日(木)


キャンプ場の登山口から植林の中に入り、硬い雪上を歩くも踏み後がかすかに見えるだけである。
毎年登山するので初めはルートが判るが、沢を越えてからはリボンと踏み後を確かめながら登る。昨年は至る所に大きな深い踏み後でどの踏み後を行けば良いか迷ったのに。

途中で、この辺りは下山時に迷うかも知れない予感がしたので、リボンを取り付けておこうとしたがザックのあるべきところに入ってない。所々に雪がなくて道の路肩丸太が見えるのと、リボン・踏み後を頼りに氷ノ越(峠)へ到着。以降は見通しの良い尾根歩きで頂上へ。

頂上には1人も居ない、何時登っても誰かが居られたのに。快晴ですばらしい景観を満喫して下山、氷ノ越(峠)を過ぎて間もなく、下る方向が判らなくなくなった。

登る時にあった踏み後は雪解けで消滅、周りを探すもリボンもなく判らない。
とにかく、それらしき方向を定めて雪上を下って行くも方向感覚が判らなくなり、地図でスキー場方向を調べる。その方向は尾根への登りとなるが、尾根に出て方向確認が出来るかも知れないので雪上を尾根へと登る。

尾根からはスキー場が見られるもその方向への下山は出来ないので、この尾根を尾根筋に下り方向へ行くと右側が沢で渓流となっている、登山道は渓流付近に沿ってあるので渓流へ向かって急斜面を下りたが道はない。
対岸へ渡り、急斜面を木に捕まりながら登って行く途中に道に出会う。助かったと思いきや、この道は直ぐに崩壊して無くなってている。更に急斜面を木に捕まりながら尾根へ上がるも視界はだめ、尾根を下っていくと行き止りで前面は急斜面だ。

思案している時に自動車の警笛が聞こえた。不思議なもので、この警笛でゆとりが出来たのか気が楽になる。(尾根からスキー場を見た時も同様)
急斜面を避けながら木々に捕まって下方へ移動している時、道路の一部が木々の間から見えた。助かった、無我夢中で滑りながらも何とか下りたが、途中で数メートル滑るも木に捕まった、下りた所は沢で砂防ダムがあった。 


バック
 
私の山・旅紀行へ