横枕の傘踊りと長谷の観音
(資料 鳥取市史 70年)
横枕部落に伝わる傘踊りは、無形文化財として国より指定された宇倍野傘踊と共に「因幡傘踊り」と呼ばれる伝統的の郷土芸術であるが、近来、鳥取の観光宣伝にもそのひと役をかついでいる。

管理者が横枕部落に掲示してある画像を撮影

長谷の観音
長谷部落に在る開雲山長谷寺は古くより当国名刺霊場の一つとして知られ、人皇四十三代元明天皇和銅二年行基菩薩の創立と伝えられるが本尊は千手観音、十一面観音で、 当時は堂宇寺院がたちならんでいたといわれる。
(聖武帝の時)天平七年(735)、吉備真備遣唐使として帰朝の際難船して賀露に漂着し、発願によって伽藍の増築や田畑山林数町歩を寄進したといわれる。
その後何回となく兵火にかか一り、僅かに本堂及び 本尊が残って修築され今日に及んでおり、眺望もまたよく、西国二十番札所(また因幡観音霊場一番札所)として信仰をあつめ、大祭日旧歴正月十八日(春祭)、六月十八日(夏祭)には国中の参詣者で賑うので有名である。
長谷寺を見る
現在は、廃寺となっている。


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