伊弉諾いざなぎ神宮

伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)は、兵庫県淡路市多賀にある神社。式内名神大社、淡路国一宮。旧社格は官幣大社。所在地である旧一宮街(現 淡路市)の地名は、当社に由来する。
御祭神は 伊弉諾大神(イザナギノオオカミ) 伊弉冉大神(イザナミノオオカミ

由緒
伊弉諾神宮は、古事記・日本書紀の冒頭にその創祀を記し、神代の昔に伊弉諾大神 が、御子神の天 照皇大御神に統合の権限を委ね、淡路の多賀の地に「幽宮(かくりのみや)」を溝へて余生を過された神宅の旧跡と伝えられてゐます。ここで終焉を迎へた伊弉諾大神は、 その宮居の敷地に神陵を築いて祭られました。これを創祀の起源とする最古の神社が伊弉諾神宮です
昭和29年に、昭和天皇が「神宮号」を宣下されましたので、伊弉諾神宮と改称し、兵庫県下唯一の「神宮」に昇格。
 
一の鳥居

1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災で鳥居が倒壊したため、同年11月に再建された。
表神門

1883年(明治16年)に随神門を現在の様式に改めた 。

祓殿と本殿

左端が祓殿。当社では、先ず祓殿でお祓いを行う。
 
 
拝殿

銅板葺入母屋造で、舞殿を兼ねる。







放生の神池

幽宮跡の御陵を中心にあったとされる濠の遺構とされる。命乞いに鯉、快癒の報賽に亀を放って祈願する。





夫婦大楠(めおとおおくす)

元は二本の「楠」がいつしか根を合わせて一株に成長したもので、御神霊が宿り給う御神木と信仰されており、淡路の古地誌にも「連理の楠」と記されています。岩楠神社には、蛭子大神をを祀り、夫婦円満、良縁縁結、子授け、子育ての霊験あらたかと崇拝されています。

   
国産み神話
 


  1. 天之御中〜天地を主催する神
  2. 高御座巣日神〜万物の生産・生成を掌る神(天つ系)
  3. 神産巣日神〜万物の生産・生成を掌る神(出雲系)
  4. 宇摩志阿斯訶備比古遅神〜万物の生命力・成長力を神格化した男神
  5. 天之常立神〜天の永遠性を神格化したもの


以上―別天津神ことあまつのかみ=天地開闢の時あらわれた5柱の神々
  1. 国之常立神〜天之常立神に対する神名
  2. 豊雲野神〜原野の形成される様を神格化したもの
  3. 宇比地邇神・須比智邇神〜ウヒヂ(泥土)・スヒヂ(砂土)土砂の神格化
  4. 角杙神・活杙神〜生き生きとした杙の意 ?
  5. 意富斗能地神・大斗乃弁神〜オホトは、「大所」、チ(男性)べ(女性)
  6. 於母陀流神・阿夜訶志古泥神〜オモダル(面足神)―地面の完成。 アヤカシコ(あやにかしこし)
  7. 伊邪那岐神・伊邪那美神

    以上―神代七代
 
伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の二柱の神は、別天津神ことあまつのかみ たちに漂っていた大地を完成させるよう命じられる。別天津神たちは天沼矛あめのぬほこを二神に与えた。

伊邪那岐・伊邪那美は天浮橋あめのうきはしに立ち、天沼矛で渾沌とした大地をかき混ぜる。このとき、矛から滴り落ちたものが積もって 淤能碁呂島(おのごろじま)となった。二神は淤能碁呂島に降り、結婚する。

(以後は国生み伝説の画面のとおり大八島国を産み、続けて6島(現在名で、児島半島・小豆島・周防大島・姫島・五島列島・男女群島)を産む)
 
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