福満虚空藏尊圓藏寺
 
地図
虚空蔵堂は円蔵寺(えんぞうじ)は、福島県河沼郡柳津町にある臨済宗妙心寺派の寺院、山号は霊岩、本尊は釈迦如来
「柳津虚空蔵」(やないづこくぞう)として知られ、縁起によれば弘法大師が唐の高僧から霊木を授かり、 帰国後にその木を三つに分かち海に投げいれたところ茨城、千葉、そしてここ柳津に流れついたといわれます。
霊木漂着の知らせを聞いた大師は、大同2年(807)にさっそくその木で虚空藏尊菩薩を刻みあげました。それを受け会津の名僧・徳一大師が圓藏寺を開創したと伝えられています。

道から仁王門と本堂を見る

仁王門

本堂

会津柳津は「赤べこ」発祥の地
 

赤べこ

今から400年前の話、会津地方で大地震がおこり柳津町の福満虚空藏尊圓藏寺も甚大な被害を受けた。

これにより、圓藏寺を大きな岩の上に建設することになりました。しかし、工事にあたっては機械などもなかったため、大きな材木を運ぶのに人々は大変困りはてていました。

すると、どこからともなく赤牛の群れが現れて材木運びを手伝い、見事に圓藏寺は完成したのです。

その「赤牛」の力強さにあやかり、今は会津を代表する郷土玩具「赤べこ」となって、幸せを運ぶ牛、子供の守り神として多くの人に愛されている。

開運撫牛

現堂再建の折、境内に赤い牛が集まり資材等の運搬などを手伝い、それを称えて祀られたともいわれます。

この大牛を撫でながら願い事をすると成就するといわれ、会津の『あかべこ』はこの由来よりなるといいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
御本尊の福満虚空蔵尊は弘法大師の作と伝えられます。日本三大虚空蔵尊のひとつ
他に茨城県東海村の「大満虚空藏尊」、千葉県天津小湊町の「能満虚空藏尊」

虚空蔵菩薩とは
広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩、という意味である。そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰される。
 
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