斎場御嶽せーふぁうたき

斎場御嶽(世界遺産登録)
御嶽とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で斎場御嶽は琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。
御嶽のなかには六つのイビ(神域)がありまが、中でも大庫理・寄満・三庫理は、いずれも首里城内にある部屋と同じ名前を持っています。
国家的な祭事には聖なる白砂を「神の島」といわれる久高島からわざわざ運び入れ、それを御嶽全体に敷きつめました。

久高島くだかじま
琉球王朝時代の神事が行われた、神の島と呼ばれる島。知念半島の東5kmに位置し7.75kmの 小さな島
琉球開びゃくの祖アマミキヨが天から降りて最初につくったとされている島で五穀発祥の地、神の島と呼ばれています。
 
参 道

入口から続く山道は石畳みとなっており、霊威の高い聖なる場所の名前が示すように、巨岩や亜熱帯の木々に囲まれた石段をコースに沿って歩いて行く。
大庫理

最初の拝所で大広間や一番座という意味を持っており、前面には磚(せん)の敷かれた祈りの場がある。
寄 満

寄満とは王府用語で台所を意味するが貿易が盛んであった当時の琉球では、世界中から交易品の集まる「豊穣の満ち満ちた所」と解釈されている。
 
三庫理(サングーイ)

二本の鍾乳石と、三角形の空間の突き当たり部分は、それぞれが拝所と成っている。 上記の拝所は東側で海の彼方に久高島を望むことが出来る。
拝所(前方の海の彼方に久高島)
シキヨダルとアマダユルの壺

二本の鍾乳石から滴り落ちる「聖なる水」を受けるため、二つの壺が据え置かれています。
 
遠くに久高島が見える
大庫理から寄満への参道
 
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