東福寺

九条道家(摂政)は嘉禎2年(1236年 鎌倉時代)、この地に高さ5丈(約15メートル)の釈迦像を安置する大寺院を建立することを発願、寺名は奈良の東大寺、興福寺の二大寺から1字ずつ取って「東福寺」とした。
建長7年(1255)まで実に19年を費やして完成した。 境内にある通天橋は紅葉の名所として有名、昭和の作庭家・重森三玲による方丈庭園がある。

参詣日   平成25年1月9日(水)

本 堂(仏殿兼法堂)

昭和9年築の重層入母屋の大建築。天井の蒼龍図は堂本印象作
三門(西側から撮る)

楼上内部には諸仏が並び、天井や柱には明兆と弟子による極彩画が描かれている
 
通天橋

方丈(僧侶の住居)と開山堂に架かる橋、ここから眺める渓谷と境内の紅葉と新緑は絶景。
黄金色に染まる珍しい三ツ葉楓は聖一国師が宋から伝えた唐楓といわれている
開山堂

1280年入定の聖一国師を祀る、楼閣そびえる伝衣閣にある「三国伝来の布袋」像は伏見人形のルーツ。
 
 
 
方丈庭園(南庭)

重森三玲の作(昭和14年)「八相の庭」と命名され、近代庭園の傑作とされる。方丈の東西南北に四庭をもつ
方丈庭園(東庭)

雲文様地割に円柱の石で北斗七星を構成し、北斗の庭と呼ばれる
 
東福寺方丈と「八相の庭」
方丈戸は禅宗寺院における僧侶の住居であり、後には相見(応接)の間の役割が強くなった。             広大な方丈には東西南北に四庭が配され、「八相成道」に因んで「八相の庭」と称する。方丈の四周にに庭園を巡らせたものは東福寺の方丈のみである。
方丈庭園(北庭)

ウマスギゴケの緑と市松模様の敷石の対比
平成26年12月の参詣を見る)
 
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